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レイヤーや描画に関する問題や注意点など

今回は初心にかえってレイヤーについての説明と、Painter 12での問題点や使用上の注意などを記述しておきます。
(初めてペインターを使うという方やCG自体初めて…という方は下のレイヤーについての説明も参考にしてください(ボタンクリックで開きます)。

Painterには、レイヤーが3種類あります。
「レイヤー」「水彩レイヤー」「リキッドインクレイヤー」です。
それぞれのレイヤーの特徴や使用出来るブラシについて説明しておきます。

●「レイヤー」…通常のほとんどのブラシ(水彩、リキッドインクのレイヤー上に描画するブラシ以外)は全てこの通常のレイヤーへの描画になります。
「デジタル水彩」についても、この通常レイヤーへの描画が可能ですが、一般的なブラシとは扱いが異なり、「デジタル水彩を乾燥する」を行なうまでは、他のブラシでの描画部分と混じり合うことはなく、レイヤーの合成方法の「フィルタ」と同様の描画結果となります。
また「デジタル水彩」で描画した部分は「デジタル水彩」ブラシ内にある「消しゴム(水彩消しゴムなど)」のバリアントを使えば。デジタル水彩部分のみを消すことが出来ます。
一般ブラシ内にある「消しゴム」を使うと、デジタル水彩描画部分(乾燥されてないもの)以外を消すことが出来、ツール内にある「消しゴム」ツールを使用すると、画面上(同一レイヤー)の全ての描画を消すことが出来ます。
新設の「リアルウエット油彩」はこの通常レイヤーに描画出来るブラシです。

●「水彩レイヤー」…「水彩」「リアル水彩」で使用されるレイヤーです。
他のレイヤーやキャンバスを選択している時に、これらのブラシで描画すると自動的に「水彩レイヤー」が作られます。
レイヤーを分けて描画する場合は、「新規水彩レイヤー」を作成する必要があります。
水彩レイヤーには、「新規で作成する」「水彩系のブラシで描き始める」以外に「キャンバスを水彩レイヤーに変換」という機能があります。
これは現在のキャンバス上の画像をそのまま「水彩レイヤー」に変換する機能です。
これにより、一旦「水彩レイヤー」を「固定」してキャンバスに写したものを再度「水彩レイヤー」に戻すことが出来ます。
また、「水彩」ブラシ選択時は「水彩レイヤー全面をぼかす」という機能も使用出来ます。
選択したブラシによって、ぼかし具合が違ってきます(CPUやブラシの設定によっては時間がかかる場合もあります)。
「リアル水彩」選択時には、「水彩レイヤー全面をぼかす」は使用出来ません。
水彩レイヤーでの「消しゴム」は消しゴムツールの他、「水彩」ブラシ内の「消しゴム」も「水彩」「リアル水彩」ともに使うことが出来ます。

●「リキッドインクレイヤー」…「リキッドインク」ブラシでのみ使用するレイヤーです。
このほか、シェイプを使用した場合(長方形や楕円形のシェイプツールやペンツール等)やテキストを使用した場合には、専用のレイヤーになります。
これらのレイヤーは「レイヤーを確定」すると「通常のレイヤー」として扱うことが出来ます。

レイヤー使用時の問題や注意点等

まと め記事を作成しましたので、そちらからどうぞ。(8/5修正)
まとめ記事
一般の描画などに関するもの
レイヤー描画に関するもの

5月15日から5回にわたって、報告してきました。
大体これで思いつくものは全部書いたような気もするのですが…(一部、あまり使わない機能(スクリプトや素材ライブラリなど)については、まだ未記述、未確認のものがありますので、発売後辺りに改めて)。
他にも、まだ漏れているものがあるかもしれませんが、気がついたら追加していきます。
これはどうなっているの?といった疑問などありましたら、ご連絡をいただけると嬉しいです。
また、日本語版発売後にキャプチャー画面などをつけた正式版(?)を改めて載せたいと思っています…多分。