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プロパティバー上のスライダに関して(Painter 12)

Painter12 のプロパティバー上には、ツールに応じて設定項目が表示されますが、ブラシのサイズや不透明度等々…数値を設定するものの多くはスライダを表示させて数値を移動させるようになっています。
このスライダですが、通常ドラッグさせて移動させただけでは変更後にスライダが閉じません。
ファイル 47-2.jpgこのスライダが出ている状態(左図)で、他のツールに切り替える(ショートカットキーを押すか、ツールボックスから他のツールを選択)とペインターが強制終了してしまうようなので注意が必要です
スライダは、キャンバス上をクリックして、フォーカスをキャンバス上に移せば消せますので、この方法でスライダを消す以外、対処方法はないようです。

そこで、ちょっと便利な機能を紹介しておきます。

この手順はWindows版でのみ確認していますので、Mac版でも同様の作業が出来るかは分かりません。もし、Mac版でも使用可能ならば、教えていただけると嬉しいです。
ファイル 47-4.jpg今回のスライダはフォーカスがある状態で、キーボードの上下の矢印キー(左図)で数値を上下させることが出来るようです。

ファイル 47-1.jpgフォーカスがある状態にするには、数値上をクリックして左図の状態にします。
この方法であれば、スライダを表示させる必要がないので、今回の問題が起こりません。
0%から100%など、数値の大きな移動の際には、ちょっと面倒かもしれないのですが、作業中に思わぬ強制終了が起こらないので、安全だと思います。
(スライダはドラッグではなくクリックであれば、クリックと同時に消えますので、0を100にする場合などは100辺りをクリックの方が早いかもしれません。変更したい数値の近くをクリック、その後上下キーという併用も…あり?(笑))
慣れると、こちらの方が楽なような気もしますし…。
intuos4を使用していれば、タッチホイールに上下キーを設定しておけば、更に快適かも…。(ファンクションキーに設定すると、押し続ける事が出来ないので不便です…)
上下キーでの変更はプロパティバーだけではなくて、ブラシコントロールなどのパネル内のスライダ(常時表示されているタイプ)でも使用可能なようです。
ファイル 47-3.jpg数値上をクリックしてフォーカスを移すか、スライダ内の●部分(左図)をクリックしてから上下キーを使えばOKです。
こちらは強制終了などには影響しないので、スライダをドラッグでも構わないのですが、1ずつ変更するのが難しいので、きっちりとした数値に変更したい際には、上下キーの方が便利だと思います。
フォーカスが正しく移っていないと、レイヤーが上下に動いてずれてしまったりするので、注意して下さい。