エントリー

intuos4用のオプションペン2種発売

wacomから「intuos4」用の「アートペン」と「クラシックペン」がようやく発売になりました。
当初、6月発売だったはずなので、ずいぶん延びた感じですが…。
で、一応どちらのペンも予定していたので購入してみまして、届いたのでちょっと使用感などを。


クラシックペンは「intuos3」と同様細いペン軸が好みの方向け。
機能的には、標準のグリップペンと同じようなものだと思います。
ただ、サイドスイッチは外れないみたいなので…サイドスイッチ邪魔だわ…派の人(自分だけ?)にはちょっと残念な感じですけど、そのサイドスイッチはあまり厚みが気にならないので、まぁ…ついていても平気かな…という感じです。
描き心地は良い感じで、太いペン軸が苦手な私には、標準のグリップペンよりこちらの方が使いやすいです。
(でもやっぱりちょっと気になるサイドスイッチ…無理矢理外してやろうかな…(^^;))
で「アートペン」の方ですが、「intuos3」付属の「マーカー(6Dアートペン?)」とは、ずいぶんと雰囲気が変わった感じです。
見た目は、標準のグリップペンと似たような感じで丸い形のペンになりました。
ファイル 25-4.jpgペン先は左図のように4種類付属していまして、前回のマーカーと同じタイプのニブタイプの他に円形のものもつきました。
それぞれ2種類のタイプに対して、ポリアセタール芯とハードフェルト芯がついています。
こちらを一本買えば、通常のペンとしても使えるし、マーカータイプにも使える…ということなんでしょうか…(笑)
前回のマーカーが楕円形のペンだったので少々持ちにくい感じがあったので、結構今回の「アートペン」には期待してたんですが…(いや…結構待たされましたし…その分…期待も大きく?)。
機能自体は、前回の「マーカー」と同じで、「筆圧」「傾き」の他に「回転」に対応しています。
ペインターだとブラシの「設定」で「回転」とあるものは、このペンを使わないと本来の描き味は出ないわけですね。
(リアルブリスルの多色スポイト辺りも普通のペンを使った時とは色の出具合が回転で変わります。)
ファイル 25-3.jpgで、この「回転」に関してですが、「intuos3」の「マーカー」では、ペン先がアナログのマーカーみたいな感じの ニブタイプのみで、差し込み口も左図のような感じで、差し込み方が決まっていました。

ファイル 25-2.jpgで、一番高くなっている先の部分(左図の上)をタブレットの奥に向けた時が0°になりまして…通常のアナログマーカーと同様、この状態から横に向けて描画すると、一番太い線が描ける(Painterで「ArtPen」ブラシの「フェルトアートマーカー」の設定を使用した場合)というように非常に分かりやすいものでした。。
一方、今回の「intuos4」用のアートペンはペンに差し込む部分が通常のペンなんかと同じなので、どこを中心(0°)にして差し込んだらいいのかが分からないんですねぇ…。
円形タイプの芯はどの方向で入れるかなんて関係ないんですけど…ニブタイプの方は、やはり回転を使った際の描画結果とニブの先の形が合わないと雰囲気が出ないじゃないですか・・・っていうか、このペンの回転「0°」はどこなんだ!!と…そこから悩みまして…(笑)
ファイル 25-5.jpg現在の回転角度はワコムタブレットのプロパティから「タブレットについて」→「診断」を選ぶと「入力デバイス情報」が出ますので、そこで確認出来ます(左図は頑張って、丁度0°に合わせました!!(笑))。
で、この診断を使って、0°にあたる部分を探しました。
おおよそですが、サイドスイッチ辺りをタブレットの奥に向けた時が270~290°くらいにあたるみたいです。

ファイル 25-1.jpgニブタイプの芯を入れる場合は左図のような感じで芯をセットすると(見えているのが、ニブの長尺にあたります。intuos3のマーカーペンの写真と同じ向きに置いた状態です。)前回のマーカー同様に、一番高くなっている先の部分をタブレットの奥に向けた時に0°にくるような感じに設定出来ました。
ペンのカバーの部分に切れ目みたいな線が、丁度サイドスイッチを挟んで両方にそれぞれはいっていまして、サイドスイッチを手前に置いて、上側になる線に丁度ペン先一番高い部分をあわせる感じにしてみたら、割といい感じでした。
(多分、これは個人で設定が違うという訳じゃないと思うんですが、この辺りの設定がどうなっているかの情報がないので、もしかすると個々に違うのかもしれないんですけど…(笑))
まぁこんな感じで、汎用に使える芯先は、微妙に使いやすいんだか使いにくいんだか…という感じです。
ペン軸が丸いのは持ちやすくていいんですけどね…。
それにしても、クラシックペンが8千円…アートペンに至っては、1万円…タブレット本体はソフトとセットだったりして、割安感があるんですが、オプション品は高いですよね…しかもタブレット本体が変わると使えなくなっちゃうし…辛いです…。
クラシックペンは細いペン軸好きの方にはかなり使いやすいので、お奨め出来ます。
アートペンは…う~~ん…どうでしょう…お値段と使用頻度を秤にかけてみて下さい…みたいな?
そんな感じのオプションペン2種新発売情報でしたvv