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デザインドールが Ver4.0 にアップデート

デザインドール(DesignDoll)がVer.4.0にアップデートされました。
個人的にも待望の足指のポーズ機能の追加など機能が強化されていますので、新機能のいくつかを紹介していきたいと思います。(今回紹介したほかにも実装された機能などがたくさんあります。実装内容や改善点などについて詳しくはデザインドールの公式サイト内の News Blog でご確認ください。)

 

足指を動かせるように

フットタグの追加

これまでは足の指を動かす機能がなかったので、つま先立ちのポーズができなくてつま先を地面にめり込ませたりしていた訳ですが…(笑)
ようやく、足指を動かすことができるようになりました!!!
手の指を動かすためのハンドタグと同様に、フットタグが追加されて、すべての足指を個別に動かすことができます。また、フットライブラリも搭載されているので、足のポージングを保存しておけばいつでもライブラリから呼び出すことができます(ハンドタグと同じです)。

 

地面に足を合わせる機能

ポーズタグで、[足の補正]にチェックを入れておくと、足先が地面に設置するように自動的につま先を曲げ伸ばししてくれます。
便利ですが、肩や手足の連動などと同様に、常に連動されるので先につま先の形などを決めていた場合にはチェックを外しておいた方が良いと思います。地面から浮いた状態でポーズをつけさせていた場合にも、何とか地面に足をつけようとつま先を伸ばす姿勢になってしまうので、その辺りも注意してください。

 

ウィンドウエフェクト内の追加機能

ウィンドウエフェクト(非表示になっている場合は画面下部の▼をクリックして表示させます。) にいくつかの設定が追加されています。

視野角の設定

3Dビューでの視野角がここで自由に設定できるようになりました。これまでは3Dビューでの視野角は環境設定でしか変えられず(カメラビューの内容をコピーすれば可能 )ちょっと不便だったので、うれしい変更です。

ビューを比率でマスク

ビューを縦横の指定した比率でマスクすることができるようになっています。
下図では、1:1の比率でマスクするように設定したので、その比率の外側にある部分は黒くなっています。3Dビューまたはカメラビューの一方のみ、両方、及びいずれも表示しないの4つから選択できます。決まった比率の画像枠の中でどのように見えるかを確認できるので便利です(下図参照)。

背景を白にする

ビューの背景を白にすることができます。下絵として読み込んだときにグレー背景が微妙に邪魔だったりするときには良いと思います。もちろんチェックを入れると3Dビュー、カメラビューともに白背景になります(上図参照)。

シンプルモードの追加

エフェクトでは、オブジェクト(キャラクター)の表示色を変更することができますが、今回はさらにシンプルモードという表示方法が追加されました。
従来の3Dキャラそのものではなく、棒人間に近いような形状になります。
頭、胸、腰、肩と両肘、両膝及び手足だけが表示されます。
ポーズの参考にしつつ、肉付けは自分で…という場合やポーズ練習などこれまでよりも幅広く使えるのではないでしょうか。
通常タイプでポージングした後で、シンプルモードに切り替えておかしな重心になってないかなどの確認にも使えると思います。

さらに、これまでエフェクトから変更することしかできなかったシルエット表示がキーボードのSキーで、通常のエフェクトと切り替えられるようになっています。
Sキーを押すたびにシルエットと通常表示が切り替わります。シンプルモードの場合は、棒人間状態のシルエットになります(笑)

 

レイヤーウィンドウ機能

前のバージョンでレイヤーモード(β版)だったものがレイヤーウィンドウ(β版)として実装されています。
レイヤーモードはデザインドールの作業ウィンドウそのものを半透明化して他のペイントソフト上に重ねることができる機能でしたが、今回のレイヤーウィンドウは専用の別ウィンドウが起動するようになりました。

レイヤーウィンドウを起動すると、メインのデザインドールウィンドウとは別にウィンドウが表示されるので、ウィンドウサイズや画面の透明度を自由に変更してほかのペイントソフトに重ねて表示させます。そのままペイントソフト側を選択すると通常通りにペイント作業ができるので、簡易的な下絵として使用することができます。また、このレイヤーウィンドウは表示させたまま、デザインドールに戻ってポーズなどを変更させると自動的に画面が更新されて新しいポーズのものが表示されます。
ペイントソフトで描画していて、もう少し腕の位置が~とか思ったときにすぐに対応できるのも便利な点だと思います。(今のところ、我が家の状態ではレスポンスなどにも特に問題はありませんでした。)

 

インポートタグの改良

これまでは読み込める3Dモデルの頂点数が32767までで、少し複雑な形状のものなどは読み込めなかったのですが、今回はポリゴン数が△形状のもの(だと思う)で65535まで増えたので、これまでよりもポリゴン数の多いモデルでも読み込めるようになったと思います。また現在の位置にインポートモデルを固定する機能が追加されたので、背景用のモデルなどは扱いやすいと思います(まだ試してないんですが…(笑))
そのほかにも読み込み時のサイズ指定(これまでは読み込んでからサイズを変更していた)など、インポートモデルについては、機能強化されているようです。

 

そのほかにも強化された機能やバグ修正なども行われていますので、詳しくはデザインドールの公式サイト内の News Blog でご確認ください。

とにかく今回の大型アップデートでは足指ポーズの追加が行われたということだけでも、最高な訳ですが(そして、いつものことながら、無償アップデート!)、ほかにもシンプルモードなどかゆいところに手が届く感じのアップデートで良かったです。
後は、ドールのアトリエのリニューアルが早く行われると良いなぁと思っております(今回同時リニューアルも考えておられたようですが、デザインドールのアップデートを先行されたとのこと、これはこれでありがたい!)。