エントリー

Painter 12.2 SP1 アップデータ

Painter12.2のSP1アップデータがでました。
サポート先ののイーフロンティアのアップデータページからSP1プログラムのダウンロード及びリリース内容を確認することができました。(2月6日確認済)
アップデータへのリンク先
Painter 12 のアップデータページ(イーフロンティア)
SP1では、Macの64bitシステムでの実行が可能とりました。
Win版ではすでに64bitでの実行ができていたので、これでWin、Macともに64bitに正式対応したことになります。
どうも、Macでの完全64bitシステム対応ではないようです…大容量のメモリに対して対応できるようになったということらしいです…多分…(すみません、情報がはっきりしていなくて。)とはいえ、特にMac版でメモリを沢山積んでいる方にとっては、速度やパフォーマンスが向上されることが期待できるでしょう。
その他の改善点などについては、以下をお読みください。あわせてダウンロードページ内のリリースノート(現在は英語版のみ)なども参考にしてください。

Windowsユーザーにとっては、不具合の解消がSP1の主な改善点となります。
特に今回は、レイヤー(レイヤーパネル系)や選択範囲関連での安定性や不具合改善がおこなわれているようです。
こちらでこれまでの不具合で改善されたことを確認したものをあげておきます。

  • グループ化したレイヤーを、グループごとコピー&ペーストした場合の不具合が解消され、正しくペーストされるようになりました。
  • リアル油彩などをデフォルトレイヤー上で使用した場合、消しゴムツールに切りかえると勝手にフィルタレイヤーになる症状が改善され、デフォルトのまま維持されるようになりました。
  • ショートカットキーの設定で[回転のリセット]にキー設定したときに設定されているキーが正しく表示されるようになりました。
  • なげなわツール使用時に細かい範囲や大きな範囲を選択しようとすると処理が極端に重くなり正しく処理できないことがありましたが、多少改善されているようです(大きな作業をしていないので、完全に問題がなくなったとは言い切れませんが…)

その他、スタンプツールなどでも改善がなされているようなのですが、スタンプツール自体をほとんど使っていなかったので、当方できちんと確認を取れていません。
不具合の改善以外でも、レイヤーパネル関係で改善や修正が、また全般的な部分で不安定な動作の改善なども施されているようです。
日本語でのリリース情報が出るといいのですが、現段階では英語版のリリースノートのみなので、あまり詳しく理解できてないのですが…(笑)
その他の詳しい改善点などはダウンロードページ内のリリースノートをご確認ください。

12からの不具合(旧バージョンから持ち越しではないもの)の中で残っている不具合としては以下のようなものがあります。

  • [レイヤーに変換]や[レイヤー確定]の直後にレイヤーツールの一部(レイヤーの移動やレイヤーマスク作成など)がグレイアウトして、選択できなくなる。(対処法としてはいったん別のレイヤーを選択)
  • [ブラシコントロール]>[間隔]>[連続付着]にチェックを入れたブラシで、[直線描画(V)]をおこなうと、クリック後のカーソル位置が常に左上隅になってしまい正しく描画できない。
  • [ファイル]>[入力用プラグ]からillustratorファイル(IL3形式のAIファイル、Painterではillustrator3形式で保存したものしか読み込めない)を読み込むと、エラーメッセージが出て読み込めない。(同じAIファイルをPainter11などの旧バージョンでは読み込むことができる。)
  • 複数レイヤーを選択して、[編集]>[左右反転]または[上下反転]ができない(選択したレイヤーのうち、一枚のレイヤーのみ反転される)。
  • スクリプトの再生(一定条件下)で、ブラシの[サイズ変更]や[不透明度]の表示が グレイアウトされてプロパティバーなどからは変更できなくなる。

まだあったように思いますが…とりあえず思いついたもののみ(自分が使ってない機能の中にも不具合はあると思います…が…。)
その他のバグについて、不具合の修正が確認できたものについては、Painter講座内『Painter 12 使用時の問題と注意点』内で「解決済」の記述を入れていますので、あわせてご確認ください。

 

この先、不具合修正がさらにおこなわれるのかどうかは不明ですが、あまり不具合を増やしたままで次バージョンに移って欲しくない気はします…(^^)
あ、そういえば、12.2で[選択解除]が[なし]に翻訳されてしまっている状態は今回のSP1でも改善されてませんでした。そういえば、[彩度]が[±彩度]になってしまったのもダメでしたね…日本語の翻訳のチェックをもう少しきちんと…(^^)
それと、ミキサー内でのショートカットキーも結局また使えない状態になったまま…12.1で正常に動作するようになったというのに…もうこれが仕様になってしまうのでしょうか…残念…。 ミキサー内でのショートカットキーですが、正常に機能していました。ただし我が家の環境では(環境依存?)ウィンドウ左端にミキサーパネルを垂直ドッキングさせたときはショートカットキーが効かないみたいです、右端へのドッキング時もかなり不安定でほとんどの場合、効きません。ミキサーパネルでショートカットキーを使いたい場合は、ミキサーパネルはドッキングさせない方が安定しているようです(現在詳しく検証中…(^^))。
以上、12.2 SP1 のとりあえずの報告でした。
イーフロサイトから日本語での正式リリースが出れば、ここのページもまた修正する予定です。 日本語での正式リリース確認に付き、修正済(2月6日修正、追記)