Painter IX 体験版

  1. Painter IX 新機能など
  2. よくなったデジタル水彩
  3. 新水彩 「Dellay Diffusion」 チェックについて

1. Painter IX 新機能など 

Painterの新バージョン「Painter IX」(バージョン番号がローマ数字になってオシャレ、でも入力がちょっと面倒(笑))の英語版が発売になりました。
日本語版の発売はまだ先になることと思われますが、英語版の発売に先立って、体験版(1ヶ月期間限定、機能制限なし…Corel太っ腹!)が提供されています。
そこで早速試してみました。
使用中には随時、日記で報告をしていたのですが、体験版の使用期間も一応終わってしまったので、「水彩」関係を中心にまとめてみました。

まずは、全体的なことですが、見た目はほとんどVer.8と変わりません。
Ver.8が大幅にいろいろ変わった感があるので、それに比べるとすんなり入っていける感じです。
新機能の紹介などもきちんとすると良いのですが、詳しいことは、かぶら屋さんのサイト「Painter Fan! 」様の「Painter IX 速報」で情報が提供されていますので、私がつたない英語知識で紹介するより良いと思いますので、そちらをごらんになってくださいね。
体験版のDL方法や使い方も紹介してくださっています。

メインの新機能は9項目(起動画面などに出てくる9本指はこの機能にあたるのか、それともバージョンが9だからか????
どっちにしてもあの絵はちょっと…と・・・(^^;))
という訳で、新機能のすべてではなく、私自身が実感したことだけ…少し。

描画速度の向上。

これはもう体感していただければ、速くなった!と思えます。
特に、「新水彩」や「リキッドインク」など特に重かったブラシでは顕著に表れます。
こういう機能向上は地味ですけど、絶対嬉しいですね。

ブラシコントロールパレットの復活

やりました!!Ver.8ではブラシクリエータでしか設定変更できなかったブラシの設定ですが、今回はそれ以前のバージョン同様に通常の画面上でブラシ設定が出来るようになりました。
ちょっとした変更が簡単にできて楽です。
デフォルトではすべてのブラシ設定項目が表示されますが、カスタマイズしてよく使う設定項目のみ分けておくことなども出来ます。
おかげでブラシクリエータの出番が少なくなったんではないかと…(笑)

Snap-to-Path

これも、新設されてなるほどなぁという機能です。
パスやシェイプに沿った線が描画できます。
せっかくきれいな円をシェイプで描いても、そこだけ線の雰囲気がほかと違う…なんてありますよね。
そういう場合に威力を発揮しそうです。正確な線などのイラストを描く場合にはかなり有効だと思います。
そのうち、かっちりした背景とか描きますよ(ほんとですか…(笑))

デジタル水彩

こちらもようやくまともなブラシになりました…(笑)
Ver.8のデジタル水彩ブラシからは、大幅に改正されました。
以前からのユーザーさんには人気の「Ver.6以前の水彩」にほぼ近い描き味を提供してくれます。
これで、旧水彩がないなんてイヤ…と、バージョンアップを渋っていた方々にもお勧めできますね(笑)
後で詳しく紹介します。

水彩ブラシの設定に新設された「Delay Diffusion」チェック

ぼかしなどの処理をストローク描画後にまとめて処理する機能です。
外すとVer.8と同じような感じになります。

マルチユーザー対応

マルチユーザー対応になり、設定関係はすべてユーザーごとに「Documents and Settings」に保存されます。
以前まではインストールされたフォルダにすべて保存されていたので、最初分からなくて、作ったブラシが保存されてない!!と探しまくりました…(笑)
ブラシの削除 これに伴って、ブラシの削除などをPainter上でおこなおうと思ってもインストールフォルダにあるブラシは削除できなくなったようです。
(←図のように、グレー表示されて選択できない)。
自分で作ったブラシはもちろん削除可能です。
そうなると、ブラシ膨大になりますよね…で、結局エクスプローラーなどでインストールフォルダ内のブラシを整理するようになっちゃう訳ですが
あっちを見たり、こっちを見たりと…なんだか面倒です…。
マルチユーザーも良いんですけど、一人で使う場合のことも考えて欲しいです…。
その辺り選択できると良いなぁと思ったんですけど…。

さて、全般的なことはこのくらいにして、毎度のことながら、当サイトのメインは「デジタル水彩」と「水彩」ブラシに関してです。

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