Painter IX 日本語版発売記念?新水彩ブラシ&スクリプト配布 

  1. 墨絵or水彩画風にするスクリプト
  2. スクリプトを利用した応用編(写真を使って水彩画風に)
  3. 空と雲を描く水彩ブラシ

はじめに…

進化した(?)デジタル水彩が売りのひとつであるPainterIXですが、新水彩も多少使い勝手が良くなって、色々ブラシも増えました…
という訳で、今回は水彩ブラシとスクリプトの配布です。
といっても、私の自作ではなく、水彩ブラシを沢山作って下さる零さんからのいただきものですvv
ご了解をいただいて、配布させていただくことになりましたので、是非どうぞ。
今回は、普通の描画を水彩or墨絵風に変えてくれるブラシ&スクリプトと、空と雲を描くためのブラシセットです。
一応、PainterIX日本語版発売記念(?)ということで、PainterIX対応のブラシになってます。
(Ver.8等の対応がどうしても欲しい場合は、要相談ということで…(笑))

ダウンロードしたファイルは解凍して、ブラシ用のXMLファイルとJPGファイル(取り込みブラシの為のもの)は、それぞれユーザー設定フォルダ内の「Brushes\Painter Brushes」内にある 「水彩」フォルダの中にコピーしてお使い下さい。

1. 墨絵or水彩画風にするスクリプト

スクリプトは画像をモノクロにして水墨画風にするものと、カラー画像のまま水彩風の作品に仕上げるものがそれぞれ二種類あります。
必要ファイル    v9_suisai.zip (489KB) ←ここからDLして下さい。

解凍して出来るファイル

注)墨絵、水彩画風とも02の方がよりぼかしが強い感じに仕上がります。
これらのスクリプトは三種類のブラシ(W9、U9、U1-9)をそれぞれ、「PainterBrushes」内の「水彩」フォルダ内にコピーしたことを前提にして作成されています。
ペインターを開いた状態で「PainterBrushes」ライブラリを読み込み(インストール後の起動時の状態)「水彩」ブラシ内にこの三種類のブラシがあることを確認して、作業を進めて下さい。
もし、これらのブラシを他のブラシライブラリフォルダ等にコピーした場合は、スクリプトをテキストエディタで開き、該当のブラシライブラリ及びブラシ名を変更してお使い下さい。

それぞれのテキストフィルで変更箇所は4ヶ所


sumie01.txt、11行目の「variant "Painter Brushes" "水彩" "U1-9"」の「Painter Brushes」を使用するブラシバリアント名に「水彩」をブラシ名に書き換えます。
同様に16行目、41行目、50行目の4ヶ所あるので、それぞれ変更します。検索をかけると楽
スクリプトを使いたい画像は事前に開いておきます。
画像はキャンバスにある状態にしておいて下さい。
(レイヤーなどにある場合は、全て固定しておくか「クローン作成」でクローンを別に作成してそれに対してスクリプトを実行する)。
今回はサンプル用に提供していただいたものを使用します。

  1. 「Sumple01.jpg」を開きます。
  2. 「ツールバー」の「ウィンドウ」から「スクリプトの表示」をクリックしてスクリプトパレットを開いておきます。
  3. (スクリプトパレットが既に表示されている場合はこの作業は不要)
  4. 「スクリプトパレット」の「メニュー(右の三角マーク」から「スクリプトを再生」をクリックします。
  5. 「スクリプト再生」ウィンドウから「インポート」を選択し、「sumie01.txt」を選択します。
    • スクリプトを再生ウィンドウ  →  スクリプト名
  6. 適当なスクリプト名「墨絵01」を入力します。
  7. 「スクリプト再生」ウィンドウに「墨絵01」が表示されるので、選択して「再生」をクリックします。
    • スクリプトを再生編集 後は自動的に作業が終わるまで、待ちますvv

仕上がりは下左図のような感じになります。
仕上がり1 仕上がり2
同じく上右図はsumie02.txtをインポートしてスクリプト再生した画像です。
水彩風に関しては、色の雰囲気も出るので、Sumple02.jpgを開いてそれぞれインポート後、再生させます。
suisai01をスクリプト実行させた画像です。
仕上がり3

スクリプトが上手く実行できない場合は、ご自分で以下のような方法で作業をすることが出来ます。

  1. 開いたサンプル画像を「効果」→「色の調整」から「参照元」を「色に対して均一」、色相「-50」、彩度「-139」、明度「-139」に指定して「OK」で実行する。(色の調整は、モノクロ画像にする場合のみ)
  2. ツールバーの「レイヤー」から「キャンバスを水彩レイヤーに変換」を適用。(キャンバス画像が水彩レイヤーに)
  3. ブラシ「U9」を選んで 同じく「レイヤー」から「水彩レイヤー全面をぼかす」を適用(02の場合はここで「U1-9」ブラシを選択)。
    この時流れ落ち始めるので、3~4秒で Enterキーを押す。
  4. 描画がストップして、レイヤー属性が表示されるので、OKを押す。
  5. ブラシ「W9」を選んで「水彩レイヤー全面をぼかす」を適用。この時は、最後までストップさせない。
  6. 5をもう一度適用。(弱いようなら2回くらい繰り返してもよい)

基本作業はこのような感じになります。
背景などに使うと、とても効果的になります。
次に、このスクリプトを応用させていただいて、写真を簡単に水彩画風にする方法を説明します。

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