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デザインドールが3.98にアップデート

デザインドールが3.98にアップデートされました。
プログラム自体が新しくなったようで、今回からClickOnceアプリケーションが利用されているようです。これにより自動アップデートや旧バージョンへ戻すといったことが可能になっています。また、インターフェイスやコントローラ関係がかなり変更になっています。

アップデート内容などについて、少し紹介しておきます。(以下の画像には、画像内に説明がついています。そのままでは読めないと思いますので、クリックして拡大画像でご確認ください。)

 

1.インターフェイスがリメイク

見た目にかなり変更されています。
インターフェイス1左と下にそれぞれカメラ画面とエフェクト画面が格納され、矢印をクリックすることで開閉できるようになりました。また、それぞれのアイコンにはサイズスライダがあり、サイズを変更することが出来ます。
初期設定のアイコンなどは割と大きめの設定になっているので、サイズを修正すると作業画面を広く取ることが出来ます。
3Dビューでの、平行投影/パース、影のオ/ンオフ、地面の表示/非表示、ボックスの表示/非表示はそれぞれエフェクト画面の中に格納されています。
インターフェイス2
今現在、アイコンのバルーンヘルプが表示されないようなので、なにをするアイコンなのかの判断がつきにくいのが難点です。上記のそれぞれのアイコンはエフェクト内のアイコンとして上から順に並んでいます。
エフェクト画面では、このほか左端にライトの光源の設定があり、右側にそれぞれエフェクトの設定が並んでいます。エフェクト設定の一番下のアイコンは設定アイコンで、自由に設定して追加することが出来ます。
カメラ画面は、カメラの視点や距離の単位がcm指定になったこと、カメラとパースがそれぞれタブとして独立した以外は大きな変更はないので、それほど戸惑うことはないと思います。

ツールバーの横には、アンドゥ/リドゥ、カメラの回転や移動などのアイコンなどが並んでいます。
インターフェイス3 少し分かりにくいのが背景画像の編集機能です。
背景画像を3Dなどに読み込むと、ツールバー横のアイコンに設定用のアイコンが表示されます。ここをクリックすると、背景画像の移動や拡大縮小などこれまでのバージョンでの設定と同じ設定が出来ます。ただ、全バージョンまではHOMEでの全画面表示時にも背景画面の設定が出来たのですが今回は出来ないみたいなので、ここは復活して欲しいかなと…。

今後のアップデートでバルーンヘルプの表示が可能になると分かりやすくなるのではないかと思うのですが(というか、もしかしてうちだけ設定がまずくて、表示されてないんだったらすみません…(^^;))

環境設定では、地面の大きさも単位がcm指定になったことで、ボックスひとつ分のサイズが計算しやすくなりました。600cmで20分割ならば、ボックスひとつ分が30cmになります。
同時に、カメラビューでの視点や距離の単位もcm表示に変更されています。これで、以前のような難しい計算(?)も必要なくなりました。また、視野角とパースの計算関係が若干変わった気がします…まだ詳しいことは未確認ですが…。といっても、余り難しいことは考えずに見た目でかっこよい構図にすればOKなソフトなんですけどね…(笑)

 

2.アイレベル&カメラの高さを表示

アイレベル
これは絶対に欲しかった機能なので追加されたことでとても嬉しく思っています。
アイレベルがカメラビューに赤線で表示されるようになり、同時にカメラの高さがcmで表示されます(アイレベル、カメラの高さともに、環境設定でオン/オフが可能)。
アイレベルの表示はカメラビューだけなので、これはできれば3Dビュー側にも欲しいところです(エフェクト画面で地面などのオン/オフ同様にアイレベルの表示のオン/オフがあれば最高かなとか…)。

 

3.ポーズライブラリとコントローラ

ポーズのコントローラには、手首と足首、腰に補助コントローラが追加されました。
手首と足首は移動の円の周囲に薄い色の円が追加され、この薄い円の方をドラッグすることで回転ができるようになっています。
腕は肩や肘辺りの微妙な部分をドラッグすることで回転するしかなかったこれまでのやり方に比べて、かなり回転させやすくなりました。
ポーズライブラリとコントローラ1
同様に、足首では、女の子らしい内股なんかが簡単にできるようになります。
ポーズライブラリとコントローラ2
腰の補助コントローラは二つ追加され、上の□のコントローラで腰を丸める、下の▽で前後に曲げることができます。
ポーズライブラリとコントローラ3これまで、腰を丸くするようなポーズは取りにくかったのですが、補助コントローラを利用することで、作業しやすくなりました。
たとえば、「前屈」のポーズだと、最初に□で少し腰を丸めてから、▽で前に曲げ、さらに頭のコントローラを下に動かすことで、これまでよりも短時間で作成できました。
ポーズライブラリとコントローラ4ポーズライブラリとコントローラ5ポーズライブラリとコントローラ6

これまで肩の連動のみオン/オフが可能でしたが、手首の連動もオン/オフが可能になりました。また、各部位のアイコン(?)をクリックすると、これまではその部位が選択されるだけでしたが、新バージョンではその部位をズームインして表示するようになりました(ハンドタグ選択時のような感じです)。手などを動かす時には、自動的にその付近がズームインで表示されるので修正が楽になります。(これまでは部位の選択だけだったので余り使ってなかったのですが…アイコン…(笑))

ツールバーのファイルから[開く][追加]の二つに、[ライブラリモード]が追加されました。これまでに保存してあるファイルからポーズのみ(あるいは全て)を現在選択中のオブジェクトに適用することができます。現在はポーズのみと全ての2種類しか選択できないのが少し残念なのですが…(できればポーズ+ハンドとかの選択肢が増えると良いなぁ…とか)

 

4.簡易影機能の復活

簡易影機能が復活して、地面上に影を作ることができます。エフェクトのライト設定と連動させれば、色々な方向からの地面の影を表示できます。

 

5.書き出し機能について

レンダリング機能がなくなり、[画像を書き出す][合成画像を書き出す]の選択肢のみになりました。公式HPの新機能解説には、『レンダリング機能を無くし背景画像に転写する機能(F12+ドラッグ)を追加』とあるのですが、上の二つの選択肢の使い方も含めて、やり方がまだよく分かりません…公式でのHELPなり解説なりを待つしかないかなぁというところです。

 

6.その他

そのほかにも、処理の高速化など見えない部分でのアップデートがおこなわれているとのことで、使用感も動きがスムーズになった気がしています。また、今回のアップデートは今後のアップデートに向けての環境構築にあるようで、機能としてはVer.4.00で大幅にアップされる予定とのことで、そちらも楽しみになっています。(現ユーザーには無償でアップデートとのことで、申し訳ないくらいですが…楽しみvv)