3.髪~小物を塗る

忘れていた大事な事にいく前に、髪の毛は新たに新規レイヤーを作成します。
そのまま、同じレイヤーなりに描いても問題ありませんが、今回はパーツ毎にレイヤーなので…一応別レイヤーに。
メインの塗りがアクリル系ブラシですので、レイヤーの合成方法は「デフォルト」のままです。
この髪の毛のレイヤーは、「肌」レイヤーの上、「線画」レイヤーとの間に移動させます。
髪の毛塗り始め 「下の色を拾う」にチェックが入っている事、「透明度ロック」チェックが外れている事を確認してから、塗りの作業に入ります
基本的には、「デフォルト」レイヤーですので、下のレイヤーで塗られた色を隠しますから肌のはみ出し部分などは気にせず、上から塗っていっていただけます。
ただし、下のレイヤーの色がかなり濃い場合は、下の色に影響されてしまうので、その場合は、はみ出した部分は消しゴムで消しておく方が、上におく色が汚くなるのを避ける事が出来ます。
塗りながらでも、気になるようなら、消しゴムではみ出し部分を消します。
肌と同様に、一色目に一番薄い色から塗り始めました。
で、ざくざく塗っておりましたら…ありゃ…色が黒い…あぁぁぁぁ…忘れてた…。
(問題の箇所は左図のちょっと離れたところに、濃い色が出ている部分です。)
一部ブラシでは、レイヤーに描画した場合、このように外側から黒を引きずってきてしまい、
汚い色が出てしまいます。
という訳で…。

 ちょっと小ネタ その2 塗り足し部分を作る 
周囲から黒色を引きずってきても大丈夫なように(?)、キャンバスに塗り足し部分を作ります。
本当は最初にこれを作っておくべきだったのですが…(^^;)
キャンバスサイズの追加 まずは、「キャンバス」を選択した状態にしておきます。
ツールバーの「キャンバス」→「キャンバスサイズ」を選択します。
(「キャンバス」を選択していないと、「キャンバスサイズ」は選択できません。
表示された「キャンバスサイズ」ウィンドウで、上下左右に適当な数値
(今回はすべて「50」に設定」)を入力して、「OK」を押します。
これで、現在のサイズの上下左右に50ピクセルずつの余白が出来ます。
ブラシサイズが大きいなどで、この値ではまだ周囲から黒を引きずってしまう 場合などは、追加する値を大きくして下さい。
本当は、最初にこの塗り足し部分を考えて、サイズを決めるとよいとも言いますが、なんとなく、出来上がりサイズを把握したい時などに、まずはそちらを決めて塗り足し部分をこの方法で、追加するという事でもよいと思います。
レイヤーを使わない塗り方の場合は、特にこの塗り足しは必要ありません。
 ちょっと小ネタ ここまで 

さて、本題に戻ります。
髪の塗り2適当に色を足しながら、濃い部分を塗り重ねていきます。
髪の毛は肌色と違って、かなり色々な色を使っています。
全然関係ないオレンジ系の色とか…も、すこ~し使って伸ばしてみたり…。
ちなみに…左図で髪の毛の左上辺りが微妙に黒っぽいのは、この部分が「塗り足し作業」前に塗られた部分だからで、はみ出し部分に黒が混ざっていたためです。
頑張って、色を伸ばして消しながら…(笑)
髪の塗り3 なんとなくこんな感じで、ハイライトは後で入れるので、ここでは入れません。

更に「新規レイヤー」を作成して、小物や服を塗っていきます。
パーツ毎といっても、離れた場所に点在するパーツは一枚のレイヤーにまとめてしまっても構いません。
小物1→→小物2
上図の髪のゴムの影の部分は、「デジタル水彩」で重ねて、「デジタル水彩乾燥」後、アクリルブラシで、伸ばしていったものです。
「デジタル水彩」で、描き加える時には、かなりきつい感じの色の差があるように見えますが、アクリルで伸ばすと落ち着きます。
上の例では「デジタル水彩」で重ねた時の色は最初にアクリルで塗った茶色をそのまま使いました。
アクリルで伸ばす時に、一番濃い部分は伸ばさずに、そのまま色を残すようなつもりで塗ると良いと思います。
一応塗り終わり すべての小物に色を入れました。
その後、更にレイヤーを追加して、瞳やほお紅などを入れていきます。
ほお紅は、デジタル水彩の「ぼかし」に最高値「20」を入れたブラシで描くと 周囲が綺麗にぼけて良いかな…と思います。

瞳は、メインをアクリルで、濃い部分はデジタル水彩で…
基本的には、他の塗りの部分と同じです。

さて、これで大体塗りは完成しました…。
もっと、描き込んでも全然構わないのですが…。
大抵、こんな感じで…。
次にハイライト用に新規レイヤーを作る事にします。

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