待望(?)のペインター7ServicePackがダウンロードできるようになりました。
これは先にリリースされた英語版のパッチを日本語化したもののようで、ほぼ(?)英語版と同様のアップグレード内容になっているようです。
その為、日本語版特有のバグ(キャンパスのサイズ変更が出来ない)といったものに関する修正はなされていません。
それでも、かなり修正部分もあり、また多少処理も速くなった感があるとのお話も聞いたので、Painter7日本語版を
インストールされている方は是非ともダウンロードしてアップグレードされる事をお勧めします。
ファイルサイズはかなり大きいので(MAC版13.3MB、Win版16.1MB)多少DLに時間がかかりますが…。
さて、インストール時の注意点などを少し。
アップグレードの際には、現在のPainter7を一旦アンインストール後、再インストールしてペインターを初期状態に戻した後、起動せずに、アップグレードして欲しい旨の記載があります。
なので、ブラシ等の必要なファイルは事前にコピーしておく必要があります。
コピーが必要なファイルは、ブラシやパターンなどで、ご自分が修正を施したものです。
例えば「標準ブラシ」(通常起動時に読み込まれるブラシ)の中のバリアントを修正してある場合などは、
この「標準ブラシ」フォルダをコピーしておく必要があります。
またテクスチャやパターン、照明などといったものも変更してある場合はコピーが必要です。
それぞれのファイルは拡張子が以下のようになっているので、そのファイルを探して下さい。
ファイル名は基本は全て「Painter」です。
テクスチャファイル…pap
パターンファイル…ptl
ノズルファイル…nzl
スクリプトファイル…ssd
カラーセット…pcs
選択範囲…frs
イメージライブラリ…por
その他テキスタイルや照明などはPainter.setに登録されます。
後はブラシが上記に書いたように「標準ブラシ」に書かれます。
以上のファイルの中で、ご自分が修正したファイルをコピーしておいて下さい。
その後、アップグレード作業を行います。
アップグレード作業終了後、上記のコピーしておいたファイルを元に戻せば、元の状況で作業が可能になります。
ただ、ブラシに関しては、新しいブラシである「ティントブラシ」が搭載されていますので、単純に「標準ブラシ」を置き換えると、この「ティントブラシ」が消えてしまう事になります。
ServicePackのインストールで出来た「標準ブラシ」は名前を変更するなどして、残すようにして下さい。
その後、ServicePackで、出来た「標準ブラシ」の中の「ティント」フォルダとティント.jpgを元の「標準ブラシ」にコピーペーストして、
この元々の「標準ブラシ」をペインターフォルダ内の「Brushes」フォルダに戻します。
(この時点ではServicePackの「標準ブラシ」フォルダは別名に変更しておく事を忘れないで下さい。)
以上で作業は終了です。
「Painter7アップデートについて.txt」にアップデート後のバージョン確認の方法などが書いてありますので、そちらを参照して、アップデートできているかを確認して下さい。
2005年3月以降、Corel日本法人のサイトよりDL可能です。
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