Intuos3マーカーをカスタマイズしよう !?(前日の続き)

 ※注) 6月17日「Intuos3用「Intuos3マーカー」を使ってみた。」のつづきの文章になってますので、そちらを未読の方は、17日分から読んでいただいたほうが分かりやすいです。

前日、とりあえずマーカーペンを試してみたところで終わったのですが、ここでちょっとペインターを離れて、やはりマーカーペン用にアップデートされた「コミックスタジオ」というソフトを使ってみることにしました。
こちらは「傾き」に対応したということで、アップデートすると「マーカーペン」が2種類新設されてました。
そのうちの「マーカーペン1」を使ってビックリ!
なんと、アナログのマーカーのようにちゃんと角で描くと細くなるんです!!
実際、昨日のペインター同様文字を描画してみました。
20050617_comic.jpg 結果は一目瞭然というか…ちゃんと太い文字と細い文字がブラシ一本で描けるのです。
アナログでの描画とほぼ似たような感じになりました。
もちろんこのソフトは基本的に黒でしか描けない(マンガ作成ソフトなので…(笑))ので、ペインターのような微妙なマーカーの重なりみたいな雰囲気はでませんが、線の強弱のみでいえば、ほぼ完全にアナログ感をシミュレートしてくれます(微妙に平たい部分での縦線の描画が太い感じで出るのが難点かな…)。
傾き」だけを追加したはずのソフトでどうしてこんなことが可能なのかと思ったのですが、設定が右図のようになっていました。20050617_tilt.jpg
もう一つのマーカーペン2はペインター同様、角部分での細書きが出来ない感じでしたので比べてみると、グラフの右側のほうで山が落ちている部分(サイズが一気に小さくなる部分)があることで描画結果に違いが出る事が判明しました。
ペインターには各バリアントに対して、個別に筆圧や傾きを設定するものがないので、ちょっとこういう変則的な技は無理よねぇ…と…。
殊にIntuos3になって、タブレット側での筆圧設定などがかなり簡略化されたこともあり、ペインターでもこういう個別の設定があると良いのになぁと思ってみたり…。

がしか~し、コミスタで出来るものがペインターで出来ないなんてちょっと許せません…(笑)
ブラシ設定を駆使すれば、なんとか同様のブラシが出来るんじゃないかと…無駄な努力ですか…。
マーカーなんか、たいして使わないのに…ですね…(笑)
今回のマーカーペン用のPainterIXブラシの中に、カリグラフィだのなんだのとあるのに、なぜかマーカーと名のつくブラシがない…のは、もしかしてこの「角で描く」というマーカーになくてはならないものが出来なかったから?と、後になって思いましたが、その時には作ることに燃えてます…ので、周りは見えません…私…(笑)

とりあえず、角度の部分の表現方法を「傾き」にしてみたり…色々試してみたのですが、なかなか上手くいきません…。
しかも、角度辺りの設定をあまりいじると、やたらに「メモリ不足です」なんてメッセージが出てしまいますし…。
(どうも、サイズ刻みの値が小さい状態で、角度の辺りの値をいじると、このメッセージが出やすいことが判明…サイズと角度は相性が悪い(?)らしい…(笑))

そこであっさりと方向転換…角度でダメなら最初から「サイズ」で対処しようと…。
サイズの表現設定にたいして、「回転」を適用してみることに…。
角度は100%(表現設定もなしに…角度範囲なども全て0)に戻しましたので、そのままだと通常のベタブラシみたいになります。
20050617_brush.jpg    20050617_setup.jpg
そこで、マーカー風にするために上左図を使って、「取り込み」でマーカー風の形を作ってみました。
その後色々試してみて、サイズ部分の設定は上右図のようにすることに決めました。

これで一応、角を使うとそこそこ細い線が描ける…ということになったのです。
文字の描画は下図のような結果になります。
20050617_character2.jpg
太い部分はもう少しサイズを小さくすればよかったかなぁと…いう感じですけど…。

20050617_symptom.jpgが、ここで問題発生…(^^;)
右図のように時々太くなって欲しい部分で描いている(平たい部分で描いている)はずの線が細くなってしまうのです。
右図の中の細い線も、太い線同様平たい部分で描いているのです…でも結果は…。
そしてこの細い線が出るのが、いつも…ということではなく、出たりでなかったり…なのです。(いつもこの角度でひくと出る…といった一貫性がない)
やはり表現設定が「回転」なので、微妙にブラシに回転がかかったり、かからなかったりする…ということだと思うのですが…後もう少しなのに…この部分が克服出来てません…。
実は「サイズ」の「表現設定」で「回転」のところの反転項目にチェックがはいっているのも、このいきなり細くなる現象を少しでも回避したいというのが目的なのです。
反転させた方が少しなりと、この現象が出にくいことが何度か試してみて分かりました。
といっても、まったく出ない訳でもなく…。
とりあえず、出やすい角度、出にくい角度…というのは確実に存在するので、太い部分の描画時は画像を回転させながら、一番いい角度でひいていくことで対処出来なくはないんですけど…。

う~~ん、やはり「目指せコミスタブラシ」は無理なんでしょうか…。
マーカーペンでアナログマーカーの描き心地…やりたいんだけどなぁ~~。
多分、簡単にできるなら、PainterIX新設ブラシセットの中にマーカーがありますよね…(>_<)
でも多分もうちょっとがんばってみるかも…(結構しつこい…!)

あ、でも今ちょっと最後のお試しで描いてみてたら、細くなる現象が出ないですよ…なんでかなぁ…何も設定変えてないのになぁ…やっぱり結果に一貫性がない……(笑)

Previous Page
講座トップへ戻る

ページの先頭へ